ぼくらの6巻
この巻はけっこう重い話ですね。しかしナルタルのときといい6巻はそういう巻なのでしょうか。
以下ネタバレあり
前半はキリエ編。
人と人のコミュニケーションについてや、生と死、生命の価値などについて登場人物がおのおのの考えを述べています。命の大切さについては
命の価値はみんないっしょ、なんてことはあり得ないわ。
と言い切らせているところがすばらしい。
人間が個人感情を持つ以上、個人の視点では等価にならない。
という前提のもとではありますが。
命についての考え方は他にも考えさせられるところがあって良かったです。自分がどれだけの犠牲の上になりたって存在しているのかを説いた上で
それでも甘えた生き方をするとか 好きで生まれていたんじゃないとか、そんなことを言うようなら自ら死ぬべき
と言わせてるところもすごいです。
コミニュケーションについてはある意味正論だけれども詐欺師の弁明っぽく聞こえなくもないです。ただ自分探しについての
自分の現状に向き合わず、ありもしない巨像に逃げているだけだな。
あるのは自分が将来どうなりたいか、どこに向かいたいかだけで、そのためにどう努力をするか、だろ?
というのは同意できるところもあって、いわゆる「俺がやる気を出せば、こんな事ぐらいすぐ片付けるさ。でも今はまだその時じゃない」という人の痛いところをついてるなぁと。その一方で休息が必要な人も、自分と向き合った上でやってる人もいるわけで、この区別をしないとミスリードされそうです。まあしゃべっているキャラは「お前がいうな」という位置のキャラですけど。
後半はコモ編
ちょっとしたトラブルからジアースのパイロットと公表する事になり、それによる世界の変化を描いています。実名報道され自宅の場所が特定されジアースの被災者によって家が焼き討ちされます。
キリエ編では台詞としてでた「命の大切さの順番」というのを実際の出来事として描いているわけですね。
他に物質転送の理論の解説などもあってこっちも面白かったです。
コモをのぞいてパイロット候補は4人、このうちの一人が契約をしていないことになってます。残りはカンジ、ウシロ、アンコ、マチ。ウシロはあからさまに怪しいんですが、まさかそう率直な展開をするとも思えません。アンコとマチについてはこれまであまり絡んでないのでなんとも。カンジは最近解説役ですが、もしかするとコイツなのかも
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