日曜の昼過ぎ、電車は座席が埋まる程度には混んでいた。車両と車両の連結部分に面した3人がけの席には3人の乗客が座っていた。中央に座っているのはおそらく30代であろう男性、やや小太りでスーツの上にコートを着ているためかなり幅を取っている。左に座っているのは20代前半とおぼしき女性、丁寧なナチュラルメイクをしており、ジーンズにスカートを重ねて薄手のファーのコートを羽織っている。カジュアルだが選択のセンスがいいのであろう、気品を感じるコーディネートだ。中央の男性がスペースをとっているため細身であるにもかかわらずかなり窮屈そうである。右に座っているのは50代と推測される男性だ。
中央の男性はiPodでビデオを見ている。今やiPodで音楽を聴いている人を電車で見かけるのは当たり前の光景となっているが、なかなかビデオを見ている人はいない。表情がどうもニヤけているように見え、気になってチラっと覗いてみるとどうもアニメを再生しているらしい。
横の女性を見てみるとこちらはヘッドフォンで音楽を聴いているようだった。視線が男性のiPodをとらえたかと思うとすぐ反対方向にそらしてなんともいえない表情になっている。隣でアニメを見られているのがお気に召さないのだろうか?
だがその後女性は何度かiPodに視線を合わせているようであった。予想に反してアニメ好きだったりするんだろうか?だとしたらオタク文化の浸食は思った以上に広がっているという事になる。
しばらくしてターミナル駅についた。多くの人が降りて車内が空いた。反対側の座席は3人全員降りたようで、こちら側は右に座っていた50代の男性がおりていき二人が残った。特に問題がなければそのままでいいはずだが
というわけでたまには小説というかポエム風に(事実を元にしていますが、一部脚色してます)。単に狭かっただけかもしれませんけどね。
自分もアニメ見たりゲームやってる時はかなり間抜け面になってるので気をつけないと。