ヒューマン -人類-
前に紹介したホミニッド-原人
前作ではネアンデルタールが文明を持つに至った世界から、偶然の事故によってこちらの世界にやって来た物理学者ポンターですが、今回は外交官トゥカナ・プラットとともにネアンデルタール世界の大使としてやってきます。しかしそんな彼らにある事件が起こり、二つの世界はまた離れ離れになりそうに…。
今作ではポンターと(こちら側の人間の)メアリ・ヴォーンとの恋愛模様をメインに話が進みます。違う種で違う地球で育った二人にはいろいろと困難が降り掛かります。後半でメアリはネアンデルタールの世界に行きますが、彼らの世界は異性の恋人以外に同性の恋人もいるというなかなか複雑な世界。ポンターの男配偶者アディカーにも嫉妬するメアリですが(ネアンデルタールの感覚からするといても当然みたいですが)、ライバルとなりそうな女のネアンデルタールも出て来たりと先行きは厳しそうな感じ。ちなみにベッドシーンもあって、それまでとのギャップでやけにエロチックでした。
また、解説にもありましたがこちら側の地球での戦争や人種差別の問題をネアンデルタールの目を通して描いて、作者のそれらの問題に対する見解を述べているのであろうという描写が目立ちます。どう取るかは読み手の自由かと思いますけど、自分はこの手のことは疎いので興味を引くきっかけにはなりましたね
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