本: 2007年5月アーカイブ

前々から手に取ってはいたんですが、「ネアンデルタールの物理学者が主人公?なんだかつまらなそう」という思い込みで読んでませんでした。が、これは大失敗、めちゃくちゃ面白いです。ヒューゴー賞受賞は伊達じゃないですな。

お金さえあれば、肉体は死んでも意識をコンピュータ上にコピーできるようになり、企業や組織のトップは永遠に生き続け支配している未来が舞台。ただ永遠と言ってもコンピュータが壊れたり、社会情勢が変わってコンピュータの能力を死んだ人に使えなくなったり、もしくは地球がなくなったりした場合には「死んで」しまいます。そんな要因に左右されない本当の永遠を提供すると提案してくる人物がいたとしたら…?
と言った感じで始まるこの作品、別の短編集の解説でこの作品の事に触れていて、コンピュータの能力の関係上、コピーされた人の速度は現実の何分の一かに落ち、また資金力によって使用できる計算時間が違うのでコピー同士でも動作速度が違う、といった事を書いていたのでてっきりコピーのコンピュータ上での速度差にまつわる話かと思い込んでました。その予想とはちょっと違う感じでしたが。

月は実は巨大な宇宙戦艦だった。「第四帝国」に所属するこの戦艦は、5万年前におこった反乱によって地球にとどまる事になったが、その反乱はいまも継続中なのだ。月面を調査中のコリン・マッキンタイア少佐はこの戦艦と接触し、艦長になるよう要請されるのだが…

といった感じではじまりましたが、アイデアのスケールの大きさにしてはストーリーはなんというか普通でした。ただつまらないわけではなく、三部作らしいので今後の展開は気になってます。

以下少しネタバレありかも。

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